1996年2月27日、それはゲームボーイというレトロな携帯式遊戯機械の専用ソフトとして「ポケットモンスター赤」しして「緑ポケットモンスター緑」が発売された日として、日本及び世界もっともっと宇宙?の人々に刻まれているだろう。
ついでにいうと、俺、良い手の生まれた日でもあります。
2月生まれ。保育所から常に体験するもの。同級生、デカ。そりゃそうだ、あの年齢の人間とは、半年で馬鹿でかくなるものだ。
話は変わるが、俺が2001年2月27日の誕生日のことだった。幼稚園で2月園児の誕生会があった。
俺は、当時二十代後半に差し掛かった保育士の先生に惚れていた。子供だったが、真剣だった。俺は、ぜったいにゲットしてみせる。そう、園のジャングルジムで夕日に向かって誓ったものだ。キャラメルをなめながら。
そうだ話が脱線したが、その誕生会で記念撮影があった。まゆみ先生(オレノ初恋の人)、俺を膝の上に抱き上げると、俺の一生を左右する言葉を放ったのだ。
「良い手君って、ピカチュウみたいで、かわいい~♪」
俺は、喜びのあまり返事さえできなかったが、帰宅後、トイレのカギさえ閉め忘れたまま泣いた。動揺していたのだ。男泣きに泣いた。
帰宅した母が、俺をトイレのなかで発見するや「あら、我慢できなかったの?おもらししちゃったの」と慰めたが、床を濡らした液体、それは俺の涙なんじゃ!
とは、マザコンの俺は言えなかった。
遠い日の思い出だ。
ああ、懐かしい。
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